丹波市医師連盟

2026/06/20

丹波市医師連盟では、地域医療の充実と医療政策への理解を深めることを目的として、関係機関との連携を図りながら医政活動に取り組んでいます。
令和7年12月4日、丹波市医師連盟主催による「谷公一先生と語る会」を開催しました。当日は衆議院議員の谷公一先生、兵庫県議会議員の石川憲幸先生、丹波市の林時彦市長に出席を御依頼していましたが、谷先生は補正予算審議に伴う委員会出席のため残念ながら急遽欠席となりました。
語る会は丹波市医師連盟から、インフルエンザや新型コロナウイルス感染症などの感染症対策、防災時における医療体制の整備、さらに丹波地域における住民の健診および健康づくりの取り組みなどについて説明し、今後の課題について意見交換を行いました。そして、地域医療を守るためには、医療機関だけでなく行政や議会との連携が不可欠であることを主張しました。石川県議と林市長には医療現場の声を直に耳を傾けていただきました。
その後の懇親の場では、終始和やかな雰囲気の中で、語る会に引き続き活発な意見交換が行われ、医療・行政・議会がそれぞれの立場から地域医療の課題について理解を深める有意義な機会となりました。今後、地域の実情を踏まえた施策として県政・市政へ反映していただけるものと期待しております。
令和7年6月26日には丹波市医師連盟通常総会を開催し、総会終了後の記念講演として兵庫県医師会会長の八田昌樹先生を講師にお迎えし、「今後の医師会の展望について」と題してご講演いただきました。
講演では、日本医師会執行部における医師会運営の基本方針として、①「地域から中央へ」、②「一致団結する強い医師会へ」、③「医師の期待に応える医師会へ」、④「国民の信頼を得られる医師会へ」の4つの柱が示されました。地域医療の実情を踏まえた意見を中央へ届けることの重要性が述べられ、郡市区医師会と県医師会との連携を一層強化していく必要性が強調されました。
また、近年の診療報酬改定率の推移にも触れられ、物価や人件費の上昇が続く中、医療機関の経営環境は厳しさを増している現状が示され、さらに外国人医療への対応、医師偏在対策、新たな地域医療構想など、医療を取り巻く政策課題についても言及があり、県医師会として行政との連携を深めながら地域医療の確保に取り組んでいく方針が示されました。
当日は参議院議員選挙を控え、日本医師会常任理事の坂本泰三先生にもお越しいただき、懇親の席において日本の医療の現状と医政活動の重要性についてお話しいただきました。医療制度は国の政策によって大きく左右されるものであり、医療現場の声を国政へ届けていくことの重要性が改めて共有されました。また、日本医師連盟の組織内候補として出馬予定の釜萢敏先生についても触れられ、医療現場を熟知した医師が国政の場で活動することの意義について理解を深める機会となりました。
丹波市医師連盟では、今後も地域医療の充実と発展のため、医療現場の声を政治へ届ける医政活動を継続していきたいと考えています。

丹波市医師連盟 会長 石井 敏樹