医療介護同時改定 前進それとも後退?
2018/06/01
平成30年度の医療保険、介護保険の同時改定が行われました。医療保険は若干の増額ということですが、実感はよくわかりません。その中で気になることを1つ。以前は在宅患者1人に対して訪問診療を算定できるのは1医療機関だけで主治医以外が定期的な治療ができない状態でした。しかし今回の改定で在宅患者訪問診療料2が新設され複数の医療機関による訪問診療が可能になりました。ただ、この算定には従来の主治医の求めが必要ということと6ヶ月を限度として月1回という縛りが入っています。
可能になったという点では1歩前進のように思われますが、主治医の求めというところが大変気になります。在宅に関していわゆるゲートキーパーとなることになりフリーアクセスの阻害につながる蟻の1穴につながるのではないかと危惧致します。
西宮市 T.I.