忍び寄る「国家戦略特区」

2013/12/01

「国家戦略特区提案」として兵庫県と神戸市が医療版共通番号(マイナンバー)を活用した日本版メディコンバレーを提案している。先制医療の実現と関連ヘルスケア市場の創出ために、条例により市民には検体提供、医療機関には医療情報提供を義務付け。匿名情報を紐付きオープン化したうえで国内外の製薬企業に提供。また神戸市独自の市営予防保険を創設するとのこと。
 マイナンバーを利用して健康情報及び医療情報にアクセスすることは許されていないし、包括同意ではない真の同意を得る必要がある。また市営予防共済保険も行政の医療負担を市民に差し替えたものであるし、公的保健医療と先制医療を同時に行うことは混合診療全面解禁に連動するものであり容認出来ない。
西宮市 K氏