情報を管理される社会

2019/12/02

 先日私のスマホにグーグルから一通のメールが届きました。その内容はここ数か月の私の立ち寄り先の情報とその周辺の店舗などの紹介でした。地図アプリを利用しており位置情報の公開も承諾しているので仕方のないことかもしれませんが、常時行動を監視されているような何とも言えない気持になりました。
国はマイナンバー法を推進しており、銀行口座の新規開設や投資活動など、また税の申告についてもマイナンバーの提示を求められ、金銭面ではすでにある程度の管理状態下に置かれていると言っても過言ではないでしょう。
今後マイナンバーカードに保険証機能が組み込まれ、昨年5月に施行された「次世代医療基盤法」の下でレセプトデータだけではなく、問診内容や検査結果など様々な情報が利活用されるようになってくるようです。データの利活用には本人の書面での承諾が必要であったり、データを扱う業者も認定業者に限られていたり、ややハードルは高めに設定されているようですが大丈夫でしょうか。
情報を利活用するのは大変結構なことですが、セキュリティーの面に関してもしっかりと管理していただきたいと思います。
そのうち「あなたの健康状態に最適な医療保険をご提案します」っていうようなメールがアヒルのキャラクターで有名な保険会社から届いたりはしないでしょうか。

(伊丹市 S.H)