暖冬なのに寒い話・・・。

2020/03/03

 地球温暖化で暖冬だというのに寒い、「心胆を寒からしめる」ことばかり起こっている。
 昨年末カルロス・ゴーン被告が日本を不法出国した。こんな超大物を取り逃がしてどうするのかと思う。プライベートジェット機に、大型の楽器を入れる箱に入ってチェックを受けずに乗り込んだらしい。一体わが国の出入国管理はどうなっているのか?このような大きな物体が自由に出国出来るということは、逆(入国)も可能ということだ。テロリストや大型の武器なども勝手に国内に持ち込まれるのではないか?今年は東京オリンピックも開催されるというのに・・・。
 ところがテレビやネットなどを見ると、ゴーン被告がレバノンで勝手な発言ばかりしているのをうけて、日本の司法も反省(前近代的人質司法?)しなければいけないとか、金融商品取引法だけで逮捕は行き過ぎだとか主張している人がいる。しかし、日本の安全な社会を護って維持しているのも日本の刑事司法制度である。シンガポールでは軽犯罪でも重い罰を受けるが、清潔で安全な街を楽しめる。「よそはよそ、うちはうち」だ。レバノンその他の外国と日本と比べてどちらが市民生活は安全なのか?と言いたい。弁護士も共犯だろうと思っていたら案の定検察の手が入ったが、たいした証拠を押収できていないらしい。平和ボケもいい加減にして欲しい。
 その上今年1月末、今度は新型コロナウイルスによる肺炎の拡散である。中華人民共和国武漢市で発生したことを昨年12月31日に公式発表しているが、医師の報告では12月1日に既に発症例があったという。「水際で食い止める」とか何とか云っている。ゴーン被告みたいな超大きなものを取り逃がしているのに「ウイルス」如き微小なものを食い止められる筈もないではないか?わが国は一体どうなってしまうのだろうか?  

(相生市 U.N.)