本当に大丈夫かな?民主党

2009/10/29

 民主党のマニフェストには、「年金、医療、介護の不安をなくし、誰もが安心して暮らせるようにする」とある。特に医療政策では、「後期高齢者医療制度廃止し国民皆保険制度を守る」、「医療崩壊を食い止め、国民に質の高い医療サービスを提供する」、「新型インフルエンザ等への万全の対応、がん、肝炎対策の充実」、「介護労働者の賃金を月額4万円引き上げる」、「医師の養成数を1.5倍にする」、「医療機関の診療報酬を増額する」とある。

 ところが、財源がはっきりしない。無駄な物は削ると予算を再検討しているようだが、大きな削減は出てこない。特に特別会計に関しては皆無である。今年度補正予算の執行停止対象に「地域医療再生基金(計上額3100億円)の750億円減」など、総額で6314億3000万円が執行停止対象となった。地域医療再生基金を期待していた地方の医療機関は困惑している。「年金、医療、介護の不安をなくす」のなら、思い切って厚労省の予算は削減せずに増やす英断も必要であろう。米国では、政権交代し新政権発足後100日の間、マスコミは政府の批判は控えてお手並みを拝見すると言う。自民党政権下で、長期の医療費削減政策によって医療は崩壊している。長く耐え忍んだのだから、もうしばらく民主党政権を見守ってみることにする。

[2009.10.29]
尼崎市 Y氏