神戸市医師連盟

2023/07/05

 神戸市医師連盟の活動として、神戸市三師連盟と神戸市会与党議員団(自民・公明・こうべ市民連合)との懇談会を年1回7月に開催しています。今年は4月に統一地方選挙がありましたので、選挙前の2月にも懇談会を開催しました。懇談会では区ごとに分かれてテーブルを囲み、地元選出の議員と区医師連盟委員との意見交換の場としています。今回の統一地方選挙では、各区医師連盟から推薦があった候補者に対して、神戸市医師連盟も推薦いたしました。
 また、神戸市医師会が参画し主導している地域医療推進協議会(19団体)では、秋に与党我々医師が目指す医療政策の実現に向けて議員団との懇談会と市民フォーラムを交互に開催しています。同懇談会では各団体からの要望を取りまとめ、一致団結して議員団に強く申し入れを行っています。
 一方、国政においては2022年7月10日投開票の第26回参議院議員選挙で、日本医師連盟の推薦を受けて立候補された自見はなこ氏を支援するため、神戸市医師連盟内にプロジェクト委員会を立ち上げました。毎週火曜日の神戸市医師会理事会終了後に、神戸市医師連盟常任執行委員会を開催し、各区のサポーター名簿獲得数を公表し、情勢を確認しながら全体としての獲得数の上乗せを目指しました。
 価値観が多様化し、個人主義が優位な近年において、比例代表の組織内候補であってもサポーター名簿の獲得をはじめとする支援活動は容易ではありません。しかし、職域代表候補者の獲得票数はその所属団体の力を示すといわれています。自見はなこ氏は昨年の選挙で、医療・介護・社会保障関係候補者の中でトップ当選を果たされました。本年5月に参議院本会議で可決・成立したかかりつけ医機能の制度整備などを盛り込んだ全世代社会保障法案では、日医の主張通りかかりつけ医の登録制、認定制は見送られました。今後も我々が目指す保健・医療・福祉施策の充実・発展を実現するために、医政活動が重要であることは言うまでもありません。
 2024年4月には診療報酬、介護報酬、障害福祉サービス等報酬が同時に改定されるいわゆるトリプル改定が予定されています。物価高騰への対応も喫緊の課題です。コロナ禍から落ち着きを取り戻しつつある中、国政、地方政治を問わず議員の皆様に我々の置かれている状況、要望を伝達する機会を少しでも多く設けるなど医政活動をより活性化させたいと思います。

写真①
神戸市医師連盟委員長 
堀本仁士