選挙に行こう

2019/06/05

 近年、投票率の低さが問題視されている。かつては70%を超えていた投票率は、平成28年、29年の国政選挙では、54.70%, 53.68%に低下し、20歳代では30%台半ばである。若者の政治に対する関心の低さが指摘されているが、若者にとっては、「どうせ投票しても何も変わらない」というのが真意であろうか。データによると医師会会員においても然りである。これでは政治家達は、若者、医療関係者を軽視してしまう。
 医師会会員の投票率が低すぎると、今後の社会保障制度が医療従事者の意見よりも財政主導のみになってしまうのでないか、と危惧する。
 選挙は、より良い政治、政策が行われるため各々国民が持っている素晴らしい権利である。
 我が国では、選挙当日に都合が悪くても期日前投票というありがたい制度がある。
 各候補者、各政党の公約や意見を読み、また会って話すと自ずと応援、投票したくなる候補者がいるのではないか。
 今後、医療・福祉においてより良き政策を実現し、世界に誇れる保険医療制度を堅持するためには、各政党や立候補者個人との政策面でのすり合わせが必要である。
 7月の参議院選挙では、兵庫県選挙区と比例区があり、兵庫県医師連盟では、各々、「かだ裕之」氏、「羽生田たかし」氏を推薦決定し、政策協定を結んでいる。
 比例区では、政党名でなく、候補者の個人名記入をお願いしている。
 どうぞ棄権することなく投票に出かけよう。当日、どんな緊急事態があるかわからないので、期日前投票も利用しよう。

神戸市H