都知事選、泡沫候補のメリットとは?

2016/08/22

 7月31日に東京都知事選が行われた。小池百合子氏の圧勝とも言うべき選挙結果に終わった。しがらみのない候補としての立場、主張のわかりやすさ、訴えが東京都の有権者に届いたのでしょうか?21人の候補の中でマスコミに取り上げられる主な候補者は3人、他の候補者はわずかな時間報道されるかまたは名前だけを報道されたにすぎない。他の候補者、いわゆる泡沫候補とよばれているが300万円の供託金を支払い立候補する意味はどこにあるのか?有効投票の10%が得票されなければ没収される。しかしTV報道に少しでも出れば宣伝効果はありまた自分の主張する事が少しでも伝えられる、この意味では泡沫候補もありかなと思う。政見放送は経歴と合わせて6分の時間が与えられ、自由に何でも主張が出来る。都知事選ではTV放送ではNHKで2回、民放で3回放映される。視聴率によって変わるがCM枠で購入するとすればかなり高額になるかもしれない、これだけでも価値はあるかなと思う。またちなみに日本の供託金は世界の選挙をみても最も高い、どこかに所属していないと不利になる仕組みである。高い供託金を支払ってでもまた賛同が得られるかどうかは別にしても、マスメディアを利用して公的な場所で自分の意見をしっかり述べられるのは少しは意味があるかもしれない。 

(神戸市 A氏)