依然として高い水準の死者数が報告されている新型コロナウイルスの流行「第7波」。死者の特徴を調べると、肺炎の重症化で死亡するケースが減る一方、軽症や中等症の高齢者が、持病の悪化や衰弱で死亡するケースが増えている。ワクチン接種が進んだことが一因と考えられ、専門家からは、コロナが呼吸不全で亡くなる病気ではなくなっているとして、「重症」の定義が実態に合っていない現在の医療体制の整備を求める声が上がっている。
7月から始まった第7波では、8月の月間死者数が7328人に達した。9月2日に1日当たり過去最多の347人を記録した後、少しずつ減っているが、今も100人を超える日が目立つ。重症化のリスクが高いとされるデルタ株による昨夏の第5波でも、ピーク時の死者数は1日当たり89人だった。オミクロン株による第7波の致死率は低下したものの感染者数が大幅に増えたため、死者数は過去最悪となった。 第7波では、患者が死亡するまでの経過に昨年までとは大きな違いがあることが分かってきた。国際医療研究センターが全国の医療機関に入院した約7万人のうち、死亡した2861人を分析したところ、第5波では重篤な肺炎により呼吸不全を起こすなどした重症者の死亡が41.7%だったのに対し、オミクロン株の第6波では中等症での死亡が83.3%。症例は少ないが、第7波も中等症が89.5%を占めた。「基礎疾患のある高齢者が感染で心臓や肺、腎臓などの持病が悪化し、全身が衰弱して回復できないまま亡くなる例が多い」との分析結果となっている。状況を変えたのはワクチン接種とみており、「第5波から第7波にかけて重症の肺炎が減っており、(重症化リスクが比較的低いという)オミクロン株の特性以上に、ワクチンの3~4回目接種が進んだことが大きいと考えられる」とされている。ただ重症肺炎は減っても、死者数が減らなければ意味はない。一部自治体からは「持病の悪化での死亡はコロナでの死亡ではない」として、死者の集計から外すべきだとの声が出ているが、有識者は「明らかな間違いだ。コロナが引き金となっており、感染しなければ亡くならなかった人だ」と反論されている。いま亡くなるのは高齢者が中心で、死亡の経過も多様化しており、「重症」の定義が実態に合っていないと指摘。高度な医療を提供できる医療機関に、必ずしもこうした高度医療が必要ではない患者が集中してひっぱくも起きているといい「一般の医療機関でもコロナ患者を診られるようにして、高度医療資源を重症患者に集中する必要がある」と訴えられている。皆さまどうお考えでしょうか。

神戸市 TK