桜は散り、若葉の季節になってまいりました。これから梅雨を越して夏になると、いよいよ第27回参議院選挙が行われます。
日本医師連盟は組織内候補として、釜萢敏(かまやちさとし)先生を推薦しており、兵庫県医師連盟も同様に推薦しています。
まず、なぜ政権政党の比例代表として候補を出すのかというと、他の医療関連団体が比例代表議員を擁している場合に医師連盟が比例代表議員を擁していないと、政策要望の反映が他団体に比べて難しくなります。また、比例代表に候補者を擁立することは、その団体がいかにその政権政党を支持しているかのバロメーターになりますし、政権政党は、団体推薦の比例代表議員の発言をその団体の発言と受け取ります。そして、全国的な支援体制を通じて、日医・都道府県・郡市医師連盟組織の強化連携を図ることができます。
次に、釜萢敏(以下、かまやち先生)先生を推薦する理由としましては、かまやち先生は平成26年から日本医師会常任理事、令和6年からは副会長として、地域医療の実情や日医の医療・介護政策を熟知し、医師連盟担当役員として陳情等を含め医政に係る活動も積極的に行ってこられました。ここ数年の医療政策は、医師偏在・診療科偏在、医師の働き方改革、かかりつけ医機能報告制度、新たな地域医療構想、医療DX等、様々な課題が挙げられています。一部の官庁や国政を担う方々の間には、これらの課題を医療費削減や規制改革などに結び付け、本来の趣旨を換骨奪胎せんとする動きがあることも事実です。「日本の医療や介護制度をより良いものにしたい」という思いは全ての会員の共通した願いです。今後も医師会員の先生方が安心して医療や介護を提供し、医業経営を継続できる環境を整えていかなければなりません。そのためには、医療政策、医政活動に精通した
かまやち先生は余人をもって代えがたい必要不可欠な存在です。
国民が安心して医療・介護が受けられるように会員の先生方は勿論、ご家族、職員の皆様、患者さんに医療・介護の重要性をお話し下さい。日本医師連盟推薦の候補者は、当選は当然のことながら医療・介護系の候補者の中で1位当選とならなければなりません。会員の先生方のご理解とご協力を切にお願い申し上げます。
委員長 八田 昌樹